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「極北」 マーセル・セロー著 村上春樹訳


一昨晩、昨晩と続けて映画「チェ28歳の革命」「チェ39歳 別れの手紙」を見てしまいました。
「チェ」といったって別にしょうがねぇなぁまったく、と舌打ちしてるわけではなく
革命家「チェ・ゲバラ」のことですね。そんなこと分かりますかそうですかはいはい。
いったいこの人は何を好き好んで、うんこしっこもままならない山中潜伏生活に身を置き続けたのか?
腹ヨワなオデにはさっぱり理解できなかったけれど、自ら進んでやるんだから
「紙もウォッシュレットも壁も無くったって平気だぜ」な覚悟と自信があったのでしょう。
しかも自身が医者であれば病気や怪我もへっちゃらだし、
さらには、虐げられた貧しい人々のために武装蜂起し革命を成就するという崇高な志があるんだからなおさら・・・
そういう人ならどんなに過酷な野営生活であっても、どんなに熾烈な戦闘を迎えたとしてもウエルカムなのでしょう。

しかしオデにはそんなのまっぴらゴメンだ。
と言ったところで、もはや好むと好まざるとにかかわらず、この平穏快適な暮しが一瞬にして無くなってしまうことが現実に起こってしまうことを目の当りにしてしまった今では、覚悟を決めないといけないのかもしれません。
野グソも平気で、虫や野獣を捕まえて喰らうくらいのことができんでどうする?!な危機感が常につきまとっているような気がします。
チェ・ゲバラたちには戦うべき相手が見えていただけマシです。
我々の場合、見えない匂わない聴こえない感じないものを相手にいったいどう戦ったらいいものか・・・?

「極北」を読んでいてず〜っとそんな切ない思いを抱いていました。
そしてチェ・ゲバラのゲリラ生活がこの本の主人公の「旅」と重なってしまいました。
最初は予想外の展開続出で「おぉ〜なんなんだこの本は!」と突き進んでいましたが、
だんだん人ごとのようには思えず、とても苦しく重い気持ちで頁をめくるようになり、読了までに3ヶ月かかってしまいました。
人間は一度地の底まで落ちてしまわないと、そのことに気がつかない愚かな動物なのでしょうか?(まぁオデはそうだけどさ)
充分な想像力と智慧を持っていたのではないのでしょうか?(オデはとっても足りないけどさ)
どうやら相当あやしいものですが、どうかこの本が予言の書となりませんように、しかもそれが日本発だなんてことになりませんように・・・・。

訳者の村上さんがあとがきで言うように、この本の筋や内容に関してはオデの口からは言えませんが、でも言いたい、いや言えない、それでも・・・・フンガッフッフン。

相変わらずこんな感想でスイマセン、まともな感想はAmazonでどうぞ〜。
「極北」 マーセル・セロー著 村上春樹訳