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映画「シュガーマン 奇跡に愛された男」を観て、奇跡に見放された男はひとりむせび泣くのだ。
ようやく新潟にやってきたあのドキュメンタリー映画を観てきました。
真のアーチストとはこういう人のことを言うのだろうな、いやはや音楽って歌ってロックって素晴らしい!
と予想以上に感動してしまったので久しぶりに映画のことなど、

それはたとえばこんなことだろうか・・・・

むかしむかし、もう20年近く前のこと。
オデはまだ普通のサラリーマンで毎日毎日ヘドが出るくらい難儀しながら働いていました。
その頃は休日といっても何もする気が起きずただボウ〜っと1日をやり過ごすだけ・・・。
でもある日、急に思い立って4トラックカセットレコーダーとドラムマシンを買い、せっせと曲作りにハゲみ出しました。
曲はできても詩ができないので、ギター1本のデモテープを以前よくバンドで遊んでいたボーカルMに渡すと数日後に歌を入れて返してくれました。
それをもとにリズムトラックを録ってベースを入れてギターを重ねて・・・・
「オデって天才やん!」
誰にでもそんなトンチンカンなうぬぼれ勘違い野郎になった覚えがあると思いますが、
それまでこんなこと全然やったことなかったのに「降りて来る!降りて来る!」もう止まりません。
初めて触るドラムマシンで「ズンドコズンドコ」打ち込み続け〜の、
ルート外しまくりのベースでそれらしくし〜の、
4トラックレコーダーを駆使して2本重ねては1本にまとめて〜の、
失敗したところはパンチインじゃ〜失敗した〜最初からやり直し〜の、でもリードギター二度とあんなフレーズ弾けね〜のと・・・
そうしてできあがった10曲前後の輝かしい楽曲をカセットテープにおさめて(当時はまだCDレコーダーは一般的じゃなかったからねぇ)
聞きたくもなかったであろう人達に無理矢理配ったりして・・・

あれから20年。
ひょんなところからうちに電話がかかってきます。
どうやら地球の裏側の聞いたことも無い国からの国際電話のようです。
「あなたの楽曲は20年も前から私たちの国で愛され続けています、CDはすでに50万枚を売り上げています、やっとあなたを見つけ出すことが出来ました。よろしかったら私たちの国へ来ていただけませんでしょうか?」
いつのまにCDになって売り出されていたんだ?しかも印税もらってねぇぞ!
しかしその頃には会社を辞めて自由気ままな身だったので翌日には機上の人となっていました。
その国の人びとは長い間、ひどい差別と圧政に苦しめられていて、
なんとオデらの歌から「人間はこんなにアホで自由でいいんだ、私たちもこの鬱屈しきった国をなんとかしよう!」と彼らの応援歌のような存在になっていったということです。
「この国じゃぁ、ビートルズやストーンズ、エルビス以上にあんたらは有名だよ!」彼らはそう言ってくれます。
そんなことってあるのでしょうか?!
だったら印税くれよ!

そんな感じでしょうか、違いますか、まったく違いますね、はいはい。

このドキュメンタリー映画の主人公ロドリゲスさんは、今ではちゃんと印税もらってるのかなぁ・・・・。


公式サイト

そうそう、ちょっと前のことです、家で妻と酒飲みながら90年代に流行った洋楽の話題になり、
こういうの流行っていたねぇ〜とiPodから流れてきた曲を聴いた妻は、
「よく覚えてないけどカッコイイねぇ〜♪」
なんとそれは20年前に録っていたオデたちのあの歌だったのだ。
イントロが終わってボーカルMの声が流れ出した途端、妻の落胆の顔といったら・・・・ププププ♪