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映画「ウッドストックがやってくる!」は今どき珍しい爽やかな青春映画なのだった。


新潟市内での公開が無いまま(十日町で今日までやっていた…)iTunes Storeでレンタルが始まったので観てしまったのだ。
ちなみに以下ネタバレバレです、念のため。

原作で繰り広げられたドタバタエログロドロドロカオスの世界と、現実にあの時繰り広げられた世紀の祭典をどんな映像で見せてくれるのかと思いましたが、さすがアン・リー監督。
ゲイに優しい視点と雄大な自然の美しさは言わずもがな、人物描写が小憎たらしいほど絶妙であれほど大勢のクセモノたちを一人ひとり強烈に印象づけてくれました。
原作の前半を占める主人公がいかにしてゲイに目覚め、両親が田舎町でモーテルを開くことになったか云々はあっさりカットして、両親にしばられっぱなしで鬱々とした主人公が「ウッドストック」な同世代の若者達との交流によって自らの人生の再出発に目覚める物語になっていて、実に清々しい爽やかな青春映画でした。
各地から集まった50万人とも言われる若者達が混沌とした状況の中で、ラリラリでヘベレケでスッポンポンなのに(それがゆえに?)純粋で寛容でなにより自由であるのに対して、大人たちは利己的で偏見的でなにより不自由なその対比が当時のあの奇跡の3日間をよく表していると思いました。
原作にはなかったと思いますが、最後の場面でマイケル・ラングが主人公のエリオットに「今度こそ実現するよ、完全な無料コンサートだ」「ローリング・ストーンズだよ・・・美しい」と言うのですが、これがまた小憎らしい演出でしたね。
ウッドストックでは確かに存在していた「平和と音楽の祭典」の理想は、その4カ月後に起きたストーンズの「オル
タモントの悲劇」によって単なる幻想にしか過ぎなかったことがあらわになってしまったのですから・・・。

ところで、もしも自分が当時アメリカで暮らす若者だったとしたらやっぱり「ウッドストック」へ行ったか?
もちろん、なにがあってもワーゲン跳ばして馳せ参じたことでしょう。
ラリラリヘベレケスッポンポンで、ジミヘンやジャニスやデッド達を聴きたかったさぁ・・・。

ウッドストックがやってくる公式ホームページ
原作本のこと

ところでiTunes Storeのレンタルビデオ、実はこれが初めての利用でして、
思わずiPadでダウンロードし始めたらえらい時間がかかってしまって(途中でやめられなかった)あとでiMacの大画面で観ようとしたけど、レンタルビデオはiMacと同期できなくて(購入した音楽やアプリはできるのに)しょうがなくiPadの小さな画面で観るハメに・・・なんてこったいトホホホ。